プリント基板設計が終了すると回路設計者は承認検図をしなければなりません。仕様通りにプリント基板設計がされているかどうかです。
どのような検図を行いますか?
近年、回路の高速化や基板の多層化、極小化によってなかなかCADのもつDRC等ではチェックしきれない項目が増えてきています。しかし、プリント基板の承認検図は時間的に余裕のない場面で行われるので目視では限界があります。
配線長を確認する
単独に指定した配線の配線長を計測するには直接配線をピックし配線長を計測します。
この方法では配線長しかわかりまん、基板上でどのような引き回しとなっているかを知るにはNet 2D/3D Viewerを選択します。
下図のように3Dで配線を表示するので層を跨いだ引き回しを確認できます。
確認後、配線長に関して詳細なレポートが欲しい場合はNet Analyzerを選択します。
ネットアナライザーを起動すると各層でのViaや分岐までの配線長をレポートします。
また、これらの数値はエクセルに出力することができます。
出力したエクセルは朱書き機能を使用して配線のレポートとしして保存できます。Add RedMarkを選択します。
朱書きのコメント欄にネット名が記載されここにファイルを添付することができます。
このようにPollExPCBは検図作業を一連の動作で行うことができます。